力にはいろいろなものがある。権力、学力、体力、気力、知力・・・

 

人には力を手に入れたいという欲求がある。

力を手に入れることは素晴らしいことであるし、そのための努力は人として成長するために必要不可欠なものだろう。

 

でも大事なのは、背伸びし過ぎない程度の力を得ることだと思う。

 

例えば自分は趣味のバスケで個人としてもチームとしても結果を残したい。

そのために努力はすれど、やはりなかなか超えることが困難な壁がたくさんある。

そんな中、市民大会で優勝するようなチームや、そのチームのエースに対して

羨望の眼差しを向けずにはいられない。ただ自分がそうなりたいと願う一方、

仮にその域に到達したとしたらと考えると、それはそれで心配だ。

おそらく自分よりも劣る者を見下すという愚かなことをしてしまうおそれがある。

自分からすると大きすぎる力を得ると、周りに敵を作る可能性が高まり、

長い目で見るとよろしくないのではないかと思う。

 

そんなことを考える自分の血を引く娘までも心配になる。

優秀になってほしい反面、優秀になり過ぎることで周りに敵を作る事態になったら

と行き過ぎた?親ばかな心配をしてしまう。

 

なので例えば学校の成績の良し悪しやスポーツでの結果を厳しく求めすぎないよう

気をつけたい。自分が望むことを楽しめる範囲で頑張ればそれがよい。

楽しいと思うことができるきっかけづくりには親として力を注ぎたいと思う今日この頃。