高畑裕太容疑者に関する会見で見たもの
もはや大騒ぎの高畑裕太容疑者の事件。
当然許されないことをしたわけなので十分に償って生きていくしかない。
そんな中会見についての情報を得たときにふと思ったことがある。
記者というのはいったいどういう仕事なのかということだ。
「高畑さん自身の子育てについてどう振り返るか」
「どういうことを大切にして、子育てしてきたのか」
これを聞いてどうするというのか。
子育ての仕方など十人十色だし、今回得た回答を報道することに
何の意味があるのか。「こういう子育てはNGなのだ」とでも伝えたいのか。
「裕太容疑者は、お酒を飲んだらどうなるのか」
これは?何を報道したいの?
「乱暴になる傾向がありますね。」
「ああ~、それは危うい人物ですね~」
なんてやりとりを期待しているのか。どうでもいい。
「裕太容疑者の性癖について、気づくことはなかったのか」
「例えば性欲が強いとか、性的嗜好がおかしいとかは」
母親がどう気づくのか。そして「おかしい」とは何なのか。
何を基準に「おかしい」と言えるのか。
こんなくだらない質問を母親にしてどうするのか。
高畑淳子をただいじめたいというだけなら納得するが。
「今後面会に行こうという考えはあるか」
「その際、何か差し入れたいものは」
だから、何を報道したいの?差し入れたいもの聞いてどうすんの?
「性的な衝動を抑えられない、行動にブレーキがかけられないというようなところはあったか」
そんなん母親が知る由もない。
例えば抑えられないと知っていたとしても結果として今回の事件に発展しているので、
意味のない議論にしかならない。
「成人した男性の犯罪に対し、親として会見を開くことについてどう思うか」
芸能人であれば開くべきという趣旨の回答のとおり。
誰でもそんなことはわかる。
「裕太容疑者が群馬に行くとき、荷物を準備していたということだったが、歯ブラシを入れたか、確認したか」
成人した子供に確認することか?
「裕太容疑者にどれくらいの仕事量があったか、把握しているか」
母親はマネージャではない。
「先日、(連続ドラマで共演していた)高島礼子さんにも不幸があったが、高島さんからも連絡はあったか」
は?
とまあこんなやりとりを見ると、記者って何なんだ?
と思わないわけにはいかない。
質疑応答に応じる責任は親にあるとは思うが、くだらない質問は省くべきだろう。
・親として、また「高畑淳子」としての謝罪
・自分の子供についての現状と今後の見込み
・自分の子供に対する声がけ
ぐらいを報道すればよいのではないか。
高畑淳子をいじめる会なんてやってどうするのか。
記者ってそういう仕事なのか。
そうではないことを願うばかり。