『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』を読んでみた

ともが面白そうな本を見つけたので早速読んでみた。

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■要旨

日本のまじめなお母さんは子育てに対してもっと大らかになってよい。

完璧な育児・家事をすることよりも、子供に「大好きだよ」と言ったり

一緒に遊んだりすることが大切である。

医学的根拠がある大事なことだけ押さえてその他の情報に振り回されず、

親が余裕を持てる程度の楽しい子育てをすべきである。

(⇒同感!)

■個人的なほぼ抜粋メモ

第1章 からだの基本

・髪が薄いのは1歳までに生えそろうことが多い(元気で体重が増えていればOK)

・おへその黒ずみは心配無用(臍肉芽は小児科へ)

・目は2ヶ月で0.01、8ヶ月で0.1というペースで完成していく

・頭の形はだいたい左右対称に変わっていくものだから心配無用

・耳の形は完全に左右対称にはならない

・血液型は知らなくてもOK

 性格占いなどのために調べるのはナンセンスだし、医療は必要な人が利用すべき

 (⇒同感!)

第2章 食事のこと

・食べた物の味が母乳の味に影響を与えることはない

・授乳中に飲んでもOKな薬もある

・授乳中の嗜好品は適度ならOK

 コーヒー   〜5杯/日

 アルコール  〜ビール500ml/サワー350ml/ワイン1〜2杯

 ケーキ・菓子 不明だが乳腺炎との因果関係はない

・縦抱きでも座らせてもゲップがなかなか出なければうつ伏せにしてみる

 (お腹が張らなければ心配無用)

・果汁は急いで与えず離乳食の時期に果物をあげる

・フォローアップミルクは離乳食を順調に食べていれば不要

・母乳が薄れることはないので求められたら与える

・離乳食は生後5ヶ月頃から開始すべき

第3章 普段の生活

・新生児は原則いつでも外出OK

 (例えばインフルエンザが流行っているのに電車にのるとかしなければよい)

・おしゃぶりは自然にやめられるので無理にやめさせる必要なし

・ベビーバスは必須ではない

・風邪のときもぬるま湯にさっと入れるのは問題なし

・毎日同じ時間に寝て起きる(早寝早起き前提)

・泣き止まなくてもゆったりと構えて様々な工夫をする

第4章 小さなトラブル

・おむつかぶれはぬるま湯で洗い落としてオイルやワセリンを塗る

・乳児湿疹は石けんで洗う回数を減らし、純度の高いワセリンで保湿する

・あせもができたときは部屋を涼しくして悪化を防ぎ、病院で薬をもらって治す

・母乳やミルクをよく履いても体重が増えていれば心配無用

・下痢の時は経口補水液で水分補給をし、消化のよい食事をとらせる

・風邪をひいたときは家で安静にして水分をとらせる

・頭をぶつけたときは⑴〜⑸を確認して大丈夫そうなら様子を見る

 ⑴傷や出血があるか

 ⑵意識はしっかりしているか

 ⑶頻繁に嘔吐するか

 ⑷痙攣しているか

 ⑸その他普段と比べて異変があるか

第5章 病院のこと

・ワクチンの定期接種と任意接種はどちらも受ける(公費かどうかの違いだけ)

・同時接種の方が効率的(副反応のリスクは変わらない)

・インフルエンザワクチンは重症になるリスクから受けるべき

・病院にいくのは生後6ヶ月までの期間は37.5度以上や哺乳の量がいつもの

 半分以下ということが続くときのみ病院にいくようにする

・病院では赤ちゃんの普段の様子・現状・症状を伝える

・入院が必要な時はなるべく早く入院して治療開始を早める