全国学力・学習状況調査は見直しを

全国学力・学習状況調査の意味が薄れてきているようだ。
(尾木のママ談)

《欠点趣旨》
都道府県のランキングをつけることの弊害(格差)
・ランキングが低かった一部都道府県では「試験対策」が始まり、
 テクニックだけが向上してやしないか
・成績が悪い生徒は休ませるという変な対策もあるようだ


内容自体を知らなかったので試しに今年度の問題を解いてみた。
問題自体はあまりよいものとは思えず、簡単なものだった。
「試験対策」を実施するほどのものかどうか疑問だが、、
これならば学習塾で勉強している方がましだと思う。
しかも50億円近くの費用がかかっているという。。

結果として思ったのは確かに意味が薄れているということ。
ただし「試験対策」によるテクニックが向上という点は欠点ではないと思う。
「試験対策」により問われていることが何でどのように答えればよいか、
というコミュニケーション力を磨くことになる。そして知識もつく。
小手先のテクニックのように聞こえると抵抗があるかもしれないが、
試験対策をすることによってコミュニケーション力や知識が向上するのならば
それは重要なことだと思う。ただせっかく時間を割くのなら問題の内容は見直し要だ。

次のように改善するのがよいと思った。

・問題は学習塾の模擬試験問題と同様にとする(受験対策にもつながるので効率的)
都道府県別のランキング公表をやめて個人に成績結果を知らせる
 (学習塾の模試や通信教育の模試と同じ)
都道府県別のランキングについては一部の教育関係者に開示し、
 本来の目的である教育の質向上に資する
 ⇒成績が悪い生徒を休ませる、の対策にはならないがそれは教育側のモラルの問題か