塗り絵で学ぶこと
今日はももたんと塗り絵をやってみた。
いつもは正直何が楽しいのかなと思ってしまうところだが、
対等に付き合うべしというアドラーの教えを守ってみようと塗り絵に没頭してみた。
そうしたら意外とももたんの学びに役立つのだと気付いた。
<達成感>
丁寧に着実に色を塗っていき、色のムラを極力少なくしていく。
そして線をはみ出さないよう細心の注意を払って塗り絵をしていく。
集中した結果美しく塗れたときの達成感は格別である。
<創造力>
一応正解となる色はあるものの、色鉛筆の種類によっては望む色がない時もある。
茶色といっても濃い茶色や薄い茶色があり、そのグラデーションは多様である。
しかし手元にあるのは一種類の標準的な茶色のみということもある。
また、正解の色がすぐにわからない場合もある。ネットで調べるという手もあるが
塗り絵に集中している手を止めたくはない。そんなときはその絵に何色を使うのが
自分としてはしっくりくるかを考えて独自の色で仕上げてもかまわない。
どんな色のほうがより魅力的かを創造力を駆使して考えるのだ。
<完璧主義に捕らわれない心>
線をはみ出さないよう集中しても、やはりミスはつきもの。
蝶ネクタイやリボンなど細かい部分を塗る場合にちょっとはみ出すことはよくある。
はみ出すとももたんは見栄えが悪いとすぐ思ってしまうのだが、
意外と見せられると「どこ?」っていう感じで、はみ出した部分を教えてもらうと
「そんなに気にならないけど」と言いたくなることがほとんど。
完璧にはみ出さないようにしたところで劇的に仕上がりが変わるとは思えない。
完璧にやろうとして数時間かけてしまうのは時間がもったいない。
完璧主義は時に百害あって一利なし、となってしまう場合もある。
完璧主義に捕らわれすぎないようにすべしとももたんについ教えている自分がいた。
というわけで意外と子供の遊びをくだらないものと片づけないで
どんなところが楽しいのだろうと付き合ってみると改めて気づかされることもある。
そんなことを思いながら塗り絵をしてみた今日この頃。