『問題解決プロフェッショナル』を読んでみた

『0ベース思考』を読んで、問題解決方法をしっかりと実践しなくては

ということに気付いた。

 

zero-cool.hatenablog.com

 

なので早速見直すために過去に読んだ本を引っ張り出してきた。

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【要旨】
問題解決に必要な思考は、ゼロベース思考と仮説思考である。
ゼロベース思考・仮説思考でその時点の結論を持ち、検証・ベターな解決策の実行
というプロセスを素早く小刻みに繰り返すことで無駄な情報収集を抑え、
問題解決につなげることができる。
言わば走りながら解決するのが最も効率がいい。
 
【気付き・所感】
この本で紹介されているプロセスは汎用性が高いのでさらっと流し、
基本であるゼロベース思考と仮説思考を大事にしようと思う。
あとは実践あるのみ!
この本やネットの記事でヒントとなったのは思考以前にまず大量のインプットと、
そのインプットの方法が大事だそうだ。思考する材料がないと始まらない。
自分はインプットの方法がまずかったのかもしれない。
どちらかというと鵜呑みにする癖がついていると思われるので、本当か?
と対話的にインプットをすることを意識しよう。もちろん鵜呑みにすることも
時には必要なのでそこは柔軟に。インプット効果とこの本で学んだことが
シナジー効果を生むのではないかという気がした今日この頃。
 
【個人的なほぼ抜粋メモ】
1.思考について
・ゼロベース思考は、既成の枠を取り外して物事を考えること。
 <ポイント>
  ①解決策がある前提で考える
   自分の狭い枠内で否定に走らず、枠外に解決策を求める。
  ②顧客にとっての価値を考える
 <例>
 ・「そもそもこの商品は保存容器である」という既成概念を取り払って
  「ただのプラスチック」と捉えなおす
 
・仮説思考は、常にその時点でのアクションにつながる結論を持つように考えること。
 <ポイント>
  ①まず何がなんでも考え抜いて一応の結論を出す
  ②結論に導く背後の理由やメカニズム(例:計算式やその中の数字自体)を検証する
  ③スピード重視で具体策実行(「ベスト」よりも「ベター」を)
 
2.技術について
MECEは、モレなしかつダブりなしということ。
 <ポイント>
  ①モレによって的を外していないか(ゼロベース思考から始める)
  ②ダブりによって非効率になっていないか
  ③MECEでとらえ、最後に優先順位をつけて実行する
 
・ロジックツリーは、課題の原因や解決策をMECEの考え方でツリー状に
 論理的に分解・整理する方法。 
 <ポイント>
  ①各レベルをMECEにする
  ②具体的な根本原因や解決策まで深掘りする
   (原因追及:WHY? 課題解決:SO HOW?)
  ③ツリーの右側から左側(主要課題)までの因果関係をチェックして考え抜く
 
 <応用例>
 ・コーザリティ分析は、根本原因を追究するために現象と原因を
  因果関係に整理する分析手法。ロジックツリーで具体的原因を突き止め、
  それらと現在問題になっている現象の因果関係を矢印で結ぶ。
  (原因→結果)その後に真の原因を突き止め、解決の優先順位をつける。
 
3.プロセスについて
・課題の設定(主要課題設定、個別課題設定)
・解決策の仮説(個別解決策作り、総合解決策作り)
・解決策の検証・評価(ファクトベースで分析・証明、総合解決策の評価)