小学生に対して『下手くそ』という言葉は有効なのか?

とあるスポーツの練習(小学生)を見学する機会があった。

そのなかで「下手くそ!」という声が聞こえて不快感を抱いた。

それはコーチが教え子に向けて放った言葉。

 

確かにそれは愛のある指導のひとつであり、効果的なことが多いのかもしれない。

でもあまりそういう環境で育ってこなかった、かつバスケが下手くそで

人並みにできるようになるまである程度努力してきた自分としては不快。

下手と言われてどうしていいかわからなかったり、自覚しているところに

さらに怒鳴られるのは気分が悪い。そんな感情を小学生は抱かないのか。

 

そもそも下手くそだから習っているのであって、教えている当の本人が

下手くそ!と言ってどうするのか。

 

下手、要領が悪いというならば悪いところを指摘して教えればいいのではないか。

下手くそ!と言われ、それに対して「こんちくしょー!次こそは!」とか

次につながるバネにすればよいのかもしれないが誰かに負ける、試合に負ける

という経験こそが「悔しい!次こそは負けない!」という闘争心を生む。

ならば、わざわざ指導者がその役割までかってでる必要はないと思う。

 

まずとっさにこんな考えが浮かんでモヤモヤしていたものの、

小学生の指導方法をまったく知らない自分に見えていないものがあるのかもしれない。

そのあたりはコーチをしている人々から学び取りたいと思った今日この頃。