『イクメン』という言葉がなくなる日はいつくるのか
「イクメン」とは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。
または、将来そんな人生を送ろうと考えている男性のこと。
これを推進しようという動きはよいと思うのだが、
まだまだ推進されていない社会だからこそ存在する言葉ともとれる。
たまの土日などに子供と公園に遊びに行ったり、洗濯物を片づけたり
料理をしたりする男性は「イクメン」の称号を得られると思っているだろう。
ただし本来は夫婦がお互いの得意分野を考慮して役割を均等に近づけて
分担することが重要なのであり、上記のようなタスクをこなすことが「イクメン」
というわけではない。「料理してやったのだから自分はイクメンだよ」
と鼻高々にしている夫を冷たい視線で見つめる妻、という構図もあるようだ。
あるラーメン屋でのこと。
赤ちゃん連れの夫婦が食べに来ていて、母親が赤ちゃんを抱っこしながら食べていた。
父親は食べ終わったというのに母親に抱っこをさせ続けた。
慣れているとはいえ抱っこしながら食べるのは少なからず大変だ。
抱っこしてあげればよいのに、そして母親はそう主張してもよいのに。。
食後は父親が抱っこして店を出た。
(抱っこするタイミングおかしくね!?と心でツッコミ)
そのときに応じて必要なタスクをどちらかできる方がやるというように
夫婦が柔軟に協力しあうという当たり前のことが社会に浸透すれば
「イクメン」などという言葉も必要なくなるのだろうし、そうなればよいなと思う。