デジタル万引きはカッコ悪い
最近あるBOOKOFFでブラブラしていたときのこと。
カシャ、という音がしたので振り向いてみるととある客が本のページを何ページか
携帯のカメラにて撮影していた。
「えっ、いいの?」と思い調べてみると法律違反ではないそうだ。
このように書籍の内容を撮影して持ち帰ることを「デジタル万引き」と呼ぶ。
窃盗罪ではない(実際に物を盗んでいないので)し、私的利用の複製は無断でできる。
(私的利用に限定していることをどう証明するのかとも思うが・・)
ただし「撮影禁止」などの張り紙があるにも関わらず撮影をした場合、
撮影した者は客とは見做せず建造物侵入罪が成立する余地があるようだ。
法律が追い付いていないだけのように感じるので本屋としては迷惑な行為だ。
本の内容を持ち帰れるわけだから本が売れなくなる。
たかが数ページと思うかもしれないが、1冊の本から1つでも「なるほど」
と思えることが得られれば本を購入して読んだ意味があるのだから
そのおいしいところのみ撮影して持ち帰れば本を買わなくなるのは必定。
そもそもあまりにもカッコ悪い行為だ。
本を購入することに出し惜しみしているように見える。
購入して読んだあと本が邪魔であればデジタル化するなりメモに書き写すなりして
本を処分すればよい。
読書は自分に対する投資だと思うが、それを惜しんでどうするのか。
しかも、、しかも古本で定価よりお安いBOOKOFFでデジタル万引きって。。
ちなみに自分が目撃した人はシェイプアップかなんかのトレーニング関連の
写真付きページを数ページにわたり撮影していた。
なんの根拠もないが、自分を磨くための知恵を得るために対価を支払わない人が、
プライベートの時間という対価を支払って素晴らしい結果を出せるとは思えない。
今度みかけたらなんでそんなことをしているのか聞き出してみたいものだ。
立ち読みして記憶するなどの苦労もせず情報を持ち帰るのは見苦しいと思う。
正しい・正しくないという話ではなく、なんとなくカッコ悪いなと思う今日この頃。