死にゆく大切な人へかける『最も大切な言葉』

6月22日、乳がんで闘病中だった小林麻央さんが亡くなった。

そのニュースを聞いてふと祖母が亡くなったときのことを思い出した。

ともちゃんの父親が亡くなったときのことも思い出した。

祖父がなくなったときのことも思い出した。

 

ともちゃんに教わった素晴らしいことがあります。

それは死にゆく人へかける『最も大切な言葉』。

 

それは「ありがとう」という一言。

 

いたってシンプルな、そして当たり前の言葉です。

しかしこれこそが残される人も、(たぶん)死にゆく人も救われる究極の言葉です。

 

死にゆく人へ伝えたいことは何か、と問われればたくさんありすぎて

しかも病室などでいろいろあらたまって話すのは意外とできないもの。

そしてどれだけ多くの話ができたとしても満足できることは少ないと思う。

 

全てが凝縮された言葉「ありがとう」を伝えることは実行しやすい。

聴く側の体力はほぼ必要ないし周りの目を気にしなくて済む。

それでいて重要度は最高レベルという超おすすめな方法です。

(「簡単に〇〇できる」みたいなうまい話ってたまにはあるんですね)

 

今年に祖母を亡くしましたが、意識がなんとかあるうちにお見舞いにいけたので

幸運にも「いろいろありがとうね」と伝えることができました。

最後の最後に伝えられて本当によかった。

このおかげで悲しみをスムーズに乗り越え、強くなれました。

「ああしておけばよかった、こうしておけばよかった」など

ネガティブな悲しみはほとんどなく元気な状態で現実を受け入れられたので、

その後のスタートダッシュが良かったです。

 

大切な人にここぞというときに伝えるための言葉は

「愛している」「大好きだ」などいろいろあると思いますが、

実は「ありがとう」という言葉こそが至高なものなのだと気付いた。

この大変素晴らしい真実を教えてくれたともちゃん「ありがとう」。

(ともちゃんは至って元気ですが)

 

この記事が誰かの参考になればと切に願う今日この頃。