準備の大切さ

電車に乗る際、改札を通過する手段は二通り存在する。

PASMOSuicaを使ってピッとスマートに通過する手段。
②用意周到に購入しておいた切符を通して通過する手段。

わりとアナログ好きな自分だけれども、こればかりはスマートな①に軍配があがる。
何せ駅によっては混雑するのでささっと通過できる方がよい。
そんなスマートな手段が用意されているというのに、
時たま不思議なことが起こる。ちょうど今日も起きたことだ。

改札に入っていく直前で急に立ち止まる人がいて、何かと思ったら、
改札の目の前でバッグからICカードを可及的速やかに取り出そうとしている。
渋滞を起こさないよう気を使い、最大限急いでいる姿は
応援したくなる気持ちが沸いてこないわけではない。
ただ、もう少し前に取り出しておけばよかったのではないか
という素朴な疑問も抱かないわけにはいかない。

取り出すために立ち止まる必要があるのなら駅のホームで邪魔にならなそうなところで
立ち止まるのがよい。そんな余裕はなく、約束の時間に遅れそうならば理解できる。
しかし見たところ改札を通過したあとも特に走り出す様子もない。
むしろゆったりと歩いていて優雅ですらある。

仕事・私生活でもこういうことが起きている。
準備が不十分で結局納期直前にしわ寄せがいく。
アクセル全開でスピードを出していかなくてはならないものの、
交通事故を起こす可能性が高まる。
当たり前ではあるもののつい準備が不十分になってしまうことがあるので

新宿駅にて改札をピッと通過する際に準備の大切さを再認識させられた日であった。