夏休みの宿題代行はダメ!

最近は夏休みの宿題代行なんてものがあるそうな。

直近では読書感想文がメルカリで売られているなんてニュースもあった。

塾の夏期講習が忙しいから宿題代行を利用する親もいるらしい。

どうした日本(笑)

 

夏休みの宿題なんてたかが知れている。

分量が多くて大変だ、親の負荷も高い、なんて声もあるようだ。

先生によっては分量が多すぎるということもあるのかな。 

ただ毎日15~30分ずつこなしていけば終わるものが大半だろう。

それでも終わらない量ならばやるべきところを見極めてやり、

手抜きするところは手抜きすればよい。 

 

代行を利用するのは子供の学ぶ機会を奪う行為だと思う。

受験に役立つかはさておき、期限つきのタスクをしっかりこなすことや

毎日勉強する習慣を少しでも身につけることそれ自体に意味がある。

そもそも夏休みとは暑さを避けることを目的としているものであり、

その間に学校で学んできたことを定着させるために宿題がある。

 

その機会をないがしろにし、受験に集中するというのは本末転倒。

夏休みの宿題程度ができない子供が何故学力が伸びるというのか。

受験に直結する力だけを磨いたところでバランス感覚がなければ意味がない。

なにしろ夏休みの宿題をやる時間をお金で解決できたところで

その分受験勉強に時間を費やす子供がどれだけいるだろうか。

(自分だったら受験勉強の合間の息抜きの時間を増やすな・・)

 

なので宿題をやることについてお金で解決していいものではない。

受験という一側面しか見ていないからこんな商売が成り立つのだ。

そしてタスクをしっかりこなすことを早い時期から放棄した子供が一流の学校に行き、

社会に出ていってどれほど貢献できるのなのかなんとも心もとない。

ちょっとした課外授業として学校では学べないことを学ぶ機会でもあるし、

親と子供の交流の良い機会でもある。

親は宿題を手伝うことで勉強になることもあるはずだ。

夏期講習も宿題も遊びもバランスよく工夫してやれるような力を磨く、または

そのやり方を指導する力を磨く方がお受験よりもよっぽど重要と思う今日この頃。